Web3で地域を元気に!新しい地方創生のカタチ

田中です。

最近よく耳にする「DX」って知ってますか?

このブログでも何回か説明しましたが、DXはデジタルトランスフォーメーションの略で、簡単に言えば「デジタルの力で世の中をより良くすること」です。

コロナ禍で、私たちの生活は大きく変わりました。

オンライン授業やリモートワークが当たり前になり、デジタル技術の重要性がますます高まっています。

でも、地方の自治体では、まだまだデジタル化が進んでいないところも多いのが現状です。

そのような中、岩手県の紫波町がWeb3という新しい技術を使って、町を元気にしようという興味深い取り組みをしているので紹介します。

目次

Web3って何?地方を救う魔法?

Web3って聞いたことありますか?

簡単に言うと、「みんなで作る、みんなのためのインターネット」です。

今までのインターネットは、大きな会社が情報をコントロールしていましたが、Web3では、使う人みんなが主役になれるんです。

この Web3 を使って、地方を元気にしようという取り組みが始まっています。

どんなことができるのか、紫波町の例を見ながら、一緒に考えていきましょう。

地方創生とWeb3

地方を元気に!

このような標語を掲げても、地方の町や村にはお金の問題がつきものです。

「税金が少ないから、新しいことをしようと思ってもお金が足りない」というのが現状です。

そこで注目されているのが Web3 なんです。

Web3を使えば、今までにない方法でお金を集めたり、町の人みんなで力を合わせて町を良くしたりできます。

例えば、みんなで助け合うシステムを作ることもできてしまいます。

紫波町が宣言!「私たちはWeb3の町です」

岩手県の紫波町って知っていますか?

この町、すごいんです。

「うちはWeb3の町です!」という宣言を出してしまいました。

だけど、これがすごく大事なことで、「うちの町はこんなことをやりたいんです」って言うと、いろんな人が「じゃあ、一緒にやろう!」って集まってくるようになります。

みんなで町を良くする「Furusato DAO」

紫波町が考えているのは、「Furusato DAO」という新しい仕組みです。

DAOとは何かというと、要するに「みんなで決めて、みんなで運営する」ということ。

例えば、町のためにボランティアをした人に、お礼としてトークン(デジタルのお金みたいなもの)を対価として提供し、そのトークンを使って今度は町の決め事に参加できるようにしたりすることで、DAOの参加者が主体的に町づくりに関われるようになり。

ふるさと納税がもっと楽しく!

ふるさと納税、やってますか?

地方に寄付をすると、お礼の品がもらえる制度ですが、これに Web3 の技術を使うと、もっと面白くなると思います。

例えば、寄付をした人に、その町の特別なデジタルアート(NFT)をプレゼントし、そのアートを持っている人だけが参加できるオンラインイベントを開催したりすることで、寄付した人と町のつながりがもっと強くなることが期待できそうです。

ただ、メリットだけではありません。

「暗号資産」のマイナスイメージ

Web3 や暗号資産(仮想通貨)って、怪しいイメージがある人も多いはずです。

実際、詐欺に使われたりして問題になっています。

しかし、本質を理解し、正しく利用することで、私たちの生活をもっと便利にできる技術です。

例えば、海外にいる家族にすぐにお金を送れたり、自分の個人情報を自分でコントロールできたりするなど、このような良いところをもっと知ってもらう必要があります。

ニュースで悪い印象が与えられているので、若い人は積極的に関わったとしても、お年寄りはなかなかハードルが高かったりします。

でも、Web3 の良いところを活かすには、みんなが使えるようにならないといけません。

町の人みんなが参加できるようになれば、もっともっと町が元気になるはずです。

今後の展望を考える

一体これからどうなるのかを最後に考えてみましょう。

自治体のデジタル化、どんどん進むよ

これからは、役所に行かなくても、スマホで色んな手続きができるようになります。

ふるさと納税だって、もっと簡単で楽しくなっていく可能性が高いでしょう。

Web3 を使えば、離れた町同士でも簡単につながることができます。例えば、ある町の成功例を別の町でも試してみたり、お互いの課題を一緒に解決したりできそうです。

そうやって、日本中に町と町がつながって新しい絆が生まれます。

そのために、みんなで安心・安全なデジタル社会を作らなければなりません。

これからの社会では、みんなの個人情報をしっかり守りながら、便利なサービスを作っていくことが必要です。

安全なシステムを作ったり、みんなが安心して使えるルールを決めたりすることが求められています。

小さな町の大きな挑戦

大きな都市だけじゃなく、小さな町にだってチャンスがあります。

Web3 を使えば、町の特色を活かした新しいサービスを作れるかもしれません。

国も「デジタル田園都市国家構想」という政策で、地方のデジタル化を応援しています。

さて、ここまで読んでみて、どう思いましたか?

あなたの町でも、Web3 を使って何かできそうですか?

例えば、町の特産品をデジタルアートにして世界に発信したり、町の歴史をゲームにして観光客を呼んだりするなど、アイデア次第で、可能性は無限大です。

あなたなら、Web3 を使ってどんな町づくりをしてみたいですか?

きっと、素晴らしいアイデアが生まれるはずです。

参考文献
Web3を活用した地方創生モデルの取り組み
Web3タウン 岩手県紫波町の取り組み(2023年4月)

田中

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